Windows 10をバージョン2004(20H1)にアップデートしたらサーバの共有フォルダにアクセスできなくなった

先日会社で、ファイルサーバの共有フォルダにアクセスできなくなってしまったと相談されました。

その人のパソコンで試してみると

組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスごブロックされているため、この共有フォルダーにアクセス出来ません。これらのポリシーは、ネットワーク上の安全でないデバイスや悪意のあるデバイスからPCを保護するのに役立ちます

とのエラーが出てアクセスできず。

このエラーが出た際の解決策として大半のサイトに書かれているのが、グループポリシーエディタで「安全でないゲストログオンを有効にする」を有効にする方法。

しかし、これは既に有効済みになっています。

なのにアクセスできず。

本人曰く、前日に「更新してシャットダウン」を押して終了したとのこと。

システム情報を見てみると、Windows 10 のバージョン 2004(20H1)にアップデートされていました。

ということで、バージョン 2004 に絞って調べてみたところ、下記ページがヒット。

どうやら Windows 10 のバージョン 2004 からゲストアカウントでの共有ファイルへのアクセスできなくなったらしい。

うちの会社のファイルサーバもゲストアカウントで運用中。

自分が入社する前から使用されているファイルサーバで、今からすべてのパソコンをゲストアカウントから通常アカウントでの接続に移行するのは面倒くさい。

老朽化でそろそろ入れ替えが検討されているため、入れ替えるときにでもゲストカウントから移行しよう。

そして、さらに調べると下記ページを発見。

どうやら「Windows 資格情報」にアカウントの情報を事前に追加しておくことで解決できるそうな。

早速ゲストアカウントを Windows 資格情報に追加。

すると無事共有フォルダにアクセスできるようになりました。


気になるのは、自分のパソコンは Windows 10 のバージョン 20H2 ですが、問題なく共有フォルダにアクセスできます。

バージョン 2004 の時にも共有フォルダにアクセスできなった記憶はなく。

なぜ自分のパソコンは大丈夫であの人のパソコンはダメなのか。

よくわかりませんが、とりあえず解決したので良しとします。

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