Adobe の対抗馬としてたびたび注目を集める「Affinity」。
その Affinity の新バージョンが、なんと無料でリリースされました。
Affinity には、写真編集ソフトの「Photo」、グラフィックデザインソフトの「Designer」、そしてページレイアウトソフトの「Publisher」があり、それぞれ Photoshop、Illustrator、InDesign の代替ツールとして知られています。
10 月上旬には、Affinity の iPad 版が 0 円で購入できると話題になりました。
10 月末に発表を行うと告知があったため、新バージョンリリース前のセールだと思われていました。
新バージョンリリースに期待する声がある一方で、
「もしかして新バージョンは Adobe のようにサブスクリプション化されるのでは?」
といった、サブスクリプション化を懸念する声もありました。
しかし、発表された内容は良い意味で予想を裏切った無料化。
従来の 3 つのソフトウェアの新バージョンが、「Affinity Studio」という 1 つの統合ソフトとしてリリースされました。
なお、Affinity Studio を使用するには Canva アカウントの作成が必要です。
以前は Affiniy アカウントでしたが、開発元の Serif は 2024 年 3 月に Canva に買収され、現在は Canva 傘下の企業となっています。
そのため、今後は Canva との連携が前提になると考えられます。
また、新たに「Canva AI」という機能も搭載されています。
これは Canva の生成 AI を使用できる機能で、「生成塗りつぶし」「拡張と編集」「背景削除」などが行えます。
ただし、この Canva AI を使用するには「プレミアム Canva プラン」という有料プランへの加入が必要です。
現在は macOS 版と Windows 版が公開されており、今後 iPad 版もリリース予定とのことです。