「Amazon Photos」の同期機能が 6 月 30 日に終了し、利用できなくなります。
筆者はこの同期機能を使って、カメラで撮影した大量の写真をアップロードしていました。
そのため、この機能がなくなるのは非常に困ります。
そこで、代わりとなるアップロード方法を探すべく、いろいろと検討してみました。
そして、バックアップ機能も試してみることにしました。
実際に使ってみたところ、Amazon Photos のバックアップ機能は筆者の要望を満たすものでした。
筆者は写真をイベント名や日付ごとでフォルダ分けしているため、アップロード先フォルダを自由に指定できることが最も重要なポイントでした。
一般的なバックアップ機能では、特定のフォルダに自動でアップロードされる方式が多く見られます。
たとえば、Amazon Photos のスマートフォンアプリ版では、「Pictures」フォルダの中にスマートフォンの機種名でフォルダが作成され、そこにバックアップされます。
しかし、デスクトップ版の 1 回だけバックアップする方法では、アップロードするフォルダを自分で選択できます。
アップロードしたい写真や写真の入ったフォルダを Amazon Photos のウィンドウ上にドラッグすると、アップロード先のフォルダを選択する画面が表示されます。


ここで既存のフォルダを選ぶことも、新しくフォルダを作成することも可能です。
フォルダを選択するとアップロードが始まるので、あとは待つだけです。
操作は非常にシンプルで、筆者にとっては必要十分な機能でした。
また、通常のバックアップ機能も試してみましたが、こちらもアップロード先(バックアップ先)フォルダを既定のものから変更できます。
さらに、アップロードする対象にビデオを含めるかどうかも設定可能です。

これなら、毎回手動で 1 回だけバックアップを実行するよりも、ファイルサーバーに「Amazon Photos」をインストールし、写真を保存しているフォルダをバックアップ対象として設定する方が効率的かもしれません。
そうすれば、毎回写真だけを選んでアップロードする手間も省けます。
というわけで、筆者には同期機能よりもバックアップ機能の方が合っていたようです。
今まで先入観に囚われて使ってこなかったことが悔やまれます。